牛肉には「トリプトファン」という成分が豊富に含まれています。
このトリプトファンは、通称「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質「セロトニン」を作る材料なんです。
セロトニンは脳や自律神経に働きかけてリラックスさせてくれたり、落ち込んだ気持ちを切り替えて明るく前向きにしてくれます。
肉を食べるメリット
お肉を食べることは、人が健康に生きるために大切なこと。
たんぱく質は筋肉や臓器などをつくる材料になります。
肉などの動物性たんぱく質は、骨を作るメカニズムを促進し、ホルモンのバランスを整える効果もあるんだとか。
赤身の肉を適量食べている限り、脂肪過多になったりコレステロールが高くなったりすることはないそうです。
肉ばかり食べるとどうなる?
とはいえ肉中心の食生活は、悪玉菌を増やすので、腸内で腐敗が起きやすく、発がん物質が作られやすくなると考えられています。
肉ばかり大量に食べていると、大腸がんのリスクを高めることになるわけですね。
肉と一緒に食べるといい野菜
たんぱく質を摂る時に必ず摂りたいのは、ビタミンB6。
ビタミンB6は、ニンニク、ブロッコリー、パプリカ、かぼちゃ、にら、玉ねぎ、パセリ、しいたけ、まいたけ、カブの葉などに多く含まれているので、これらは「お肉と相性がいい野菜」といえます。
肉の5大栄養素
お肉はたんぱく質を豊富に含む食材。
実は人間の体に必要な五大栄養素のひとつ、ビタミンも含まれています。
特に、レバーやミノ、ハツ、ホルモンといった内臓系には、ビタミンAやビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6というビタミンが豊富。
牛肉に含まれているビタミンB1群は、髪の毛やお肌、爪などの細胞を再生する働きを助けてくれることで知られています。
身体を作る元になるタンパク質や、酸素を行き渡らせる鉄分、肌荒れを防ぐ亜鉛など、牛肉には美容に良い成分がたっぷり。
お肉の美容効果
お肉に含まれる脂肪分とオレイン酸にも、美容に欠かすことのできない働きがあります。
脂肪の摂取を極端に減らすと、女性ホルモンの1つ、エストロゲンが減少します。
エストロゲンにはお肌の水分量を整えたり、コラーゲンを増やしたりする効果があるため、エストロゲンが減少すると、肌荒れやシミ、しわ、たるみなどを引き起こします。